映画「シン・ゴジラ」は2016年7月に公開され、日本でのゴジラシリーズの29作品目にあたります。
「新世紀エヴァンゲリオン」の鹿野秀明監督が脚本、総監督として作り上げた話題の映画です。
「シン・ゴジラ」を観た人の感想は賛否両論。
映画なので当然ですが、実際のところどういう評価なのか気になりますよね。
また、1998年、2014年にハリウッド版「GODZILLA」が制作、公開されているだけに海外はどんな反応なのかも知りたいです。
そこで当記事では、映画「シン・ゴジラ」の評価と海外の反応についてまとめてみました。
「シン・ゴジラ」とは
エヴァンゲリオンでおなじみの鹿野秀明監督がメガホンを取った新しいゴジラ映画。
ゴジラ映画の歴史は古く、第1作目は「ゴジラ」で1954年公開。
その後もコンスタントに制作されており、「シン・ゴジラ」は29作目となります。
実は、東宝は2004年の「ゴジラ FINAL WARS」でシリーズは終結と宣言していました。
しかし、ハリウッドで2014年に「GODZILLA」が制作されたことを受け、ゴジラの新作映画制作に乗り出したというわけです。
そこには、日本のゴジラを復活させたいという意思があったことは間違いないでしょう。
鹿野監督が新作エヴァンゲリオンの制作を延期してまで取りかかったというゴジラ。
ゴジラファンはもちろん、エヴァファンからも注目を浴びていました。
キャストは?
これまでのゴジラ映画は、主役がゴジラだけにあまりキャストに力を入れていなかったように感じられます。
しかし、「シン・ゴジラ」は違いました。
- 内閣官房副長官 矢口蘭堂・・・長谷川博巳さん
- 内閣総理大臣補佐官 赤坂秀樹・・・竹野内豊さん
- 米国大統領特使 カヨコ・アン・パタースン・・・石原さとみさん
- 内閣官房副長官秘書官 志村祐介・・・高良健吾さん
- 内閣総理大臣 大河内清次・・・大杉蓮さん
これらのキャストはほんの一部で、実際には328名もの俳優が起用されているとか。
またこの豪華メンバーに加えて、なんとゴジラはあの野村萬斎さんが演じているとのこと!
ゴジラはCGなので、モーションキャプチャーと言われる動きをデジタル化した技術で演じられました。
「シン・ゴジラ」の評価は実際どうなの?
映画「シン・ゴジラ」はインターネットで調べると、かなり高評価であることが分かります。
その高い評価のポイントをまとめてみました。
- これぞ日本のゴジラ
- 全体的に淡々としていて、それが妙にリアリティがあった
- キャストが多い上に豪華
- 不測の事態の対応に慣れていない日本政府の様子がリアル
- 東日本大震災を思わせる
このように、とにかくリアル。
ドキュメンタリー映画のようだったとダウンタウンの松本人志さんも語っています。
一方で「シン・ゴジラ」を低評価としている人ももちろんいます。
- 会議室でのやり取りのシーンばかりで退屈
- セリフが早口で聞き取りづらい
- 情報量が多くて処理できない
- 石原さとみの役はいらないんじゃないか
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このように、リアルさゆえつまらないと感じた人も少なくありません。
ただ、情報量が多い、セリフが聞き取りづらいことによってリピーターが増えていることも事実。
これらのことから、映画としての評価は高いと言ってもいいのかもしれませんね。
まだ観ていない人は、是非映画館へ行って世間の評価を確かめてみてください。
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海外の反応は?
日本での評価と違い、海外では酷評されていることが多いと言います。
それは、酷評ポイントでもあった、セリフが早口で情報量が多いことによる字幕の読みづらさではないでしょうか。
また、災害時の政府の対応に日本人ならば「リアル」と感じるところが、外国では意味不明なのかもしれません。
リアルな作品だけに、日本人ならではの部分も多く、外国人には受け入れにくいことは考えられるでしょう。
さて、ハリウッド版「GODZILLA」が生まれたアメリカでは、2016年10月に限定公開となるようです。
いったいどんな反応がかえってくるのか、楽しみですね!
最後に…
なかなか映画館へ行って映画を観ることができないという人も多いでしょう。
劇場で観た方が面白いのは分かっているのですが、赤ちゃんを抱えていたり仕事が繁忙期だったり。
そんな人はDVDを購入すると何度も観られるのでおすすめです。
世間の流れにはついていけませんが、傑作を見逃さないためには買うしかありません!
ただし、なんとか時間を作れるならなんとしても観に行きましょう!