日本野球機構（NPB）は日本の野球の最高峰である。セ・リーグとパ・リーグの2リーグに分かれ、それぞれ6チームが所属する。レギュラーシーズンがあり、各リーグの上位3チームがクライマックスシリーズと呼ばれるプレーオフに出場し、日本シリーズ優勝チームを決定する。
10月14日、今季のクライマックスシリーズが幕を開ける。クライマックスシリーズとは、CLとPLの中から日本シリーズ優勝チームを決めるプレーオフ方式。日本の野球ファンや野球スポーツベットの愛好家にとっては、年間を通して熱狂的に応援したいチームが目白押しのスケジュールだ。
これまでの試合をもとに、NPBの専門家が現在の順位を算出した。これらの順位表には、試合数、勝敗、引き分け、勝率（PCT）、各チームとリーグ首位との差（GB）が反映されている。各チームのレギュラーシーズンにおける現時点での立ち位置のスナップショットである。
セ・リーグ現在の順位
阪神タイガースは84勝52敗5分け、PCT.618でセ・リーグ首位。位は広島東洋カープで74勝64敗4分け。PCTは.536で、首位とは11.0ゲーム差である。
一方、横浜DeNAベイスターズは73勝65敗3分けで3位。PCTは.529で、首位とのゲーム差は12.0。読売ジャイアンツは68勝70敗2分けで4位。PCTは.493で、首位とは17.0ゲーム差。
中日ドラゴンズは56勝80敗5分けで5位。PCTは.412で、首位とは28.0ゲーム差。セ・リーグの最下位は東京ヤクルトスワローズで56勝82敗3分け。PCTは.406で、首位とは29.0ゲーム差。
パ・リーグ現在の順位
パ・リーグはオリックス・バファローズが83勝50敗4分け、PCT.624で首位。福岡ソフトバンクホークスは69勝67敗2分けで2位。PCTは.507で、首位とは15.5ゲーム差である。
東北楽天ゴールデンイーグルスは68勝68敗1分けで3位。PCTは.500で、首位とのゲーム差は16.5。千葉ロッテマリーンズは65勝66敗5分けで4位。PCTは.496で、首位とのゲーム差は17.0。
埼玉西武ライオンズは64勝75敗1分けで、5位に甘んじた。PCTは.460で、首位とのゲーム差は22.0。北海道日本ハムファイターズは59勝80敗1分けで最下位。PCTは.424で、首位とのゲーム差は27.0。
期待される結果
昨年のクライマックスシリーズの成績と現在の順位から、今年の展望が見えてくるはずだ。
2022年のセントラル・リーグ・クライマックスシリーズで、東京ヤクルトスワローズが優勝し、日本シリーズへの出場権を獲得した。ホームの明治神宮球場で行われた阪神タイガースとの4戦全勝。一方、パ・リーグでは、ホームのオリックス・バファローズが京セラドーム大阪で福岡ソフトバンクホークスに5試合中4勝し、優勝を決めた。
今年のセ・リーグは阪神タイガースが首位に立ち、レギュラーシーズンでも抜群の成績を残している。クライマックスシリーズでも有利かもしれない。一方、昨年のクライマックスシリーズ覇者である東京ヤクルトスワローズは、現在最下位に低迷しており、その成功を再現することは不可能かもしれない。皮肉なことに、阪神は昨年スワローズに敗れている。
オリックス・バファローズは現在パ・リーグの首位に立ち、レギュラーシーズンでも好成績を残している。今年のクライマックスシリーズで再び優勝を決めても、それほど不思議ではない。しかし、昨年2位の福岡ソフトバンクホークスはリベンジに燃えている。とはいえ、ここまでの両チームの成績の差はかなり大きい。