ネットを中心に話題となっている「あたしおかあさんだから」という歌の歌詞。
Huluで配信中の「だい!だい!だいすけおにいさん!!」に登場した歌で、歌っているのは子どもたちだけでなくママパパ世代にも支持されている横山だいすけさん。
みんな大好きだいすけおにいさんが歌う曲ということで、注目されるのは当然ですが、どうやら歌詞の内容に対して炎上しているとか。
どんな歌詞なのか、歌っている横山だいすけさんについてはどう思われているのか調べてみました。
「だい!だい!だいすけおにいさん!!」は…
Huluで配信されている横山だいすけさんの冠番組「だい!だい!だいすけおにいさん!!」。
子どもたちと楽しく歌ったり踊ったりするキッズ向け番組ということで、楽しく観ているご家庭も多いかと思います。
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「おかあさんといっしょ」でうたのおにいさんを長年務め上げた横山だいすけさんだからこそ作れる番組となっています。
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「あたしおかあさんだから」とは?
その「だい!だい!だいすけおにいさん!!」の中で流れたのが「あたしおかあさんだから」という曲です。
この曲を聴いた人の感想は感動、共感したという人もいれば、ありえないと感じた人など様々のようです。
では、歌詞がどんな内容なのかざっとまとめました。
おかあさんになるまえ一人暮らしをしていた「あたし」。
ヒールを履いてネイルをして立派に働けると強がっていたようです。
おかあさんになった「あたし」は、こどもと遊ぶために爪を切り、パートに行くために走れる服を着ます。
「あたし」はおかあさんだから眠いけれど朝5時に起き、大好きなおかずをあげ、新幹線の名前を覚えるのでした。
「あたし」はおかあさんだから自分のことよりあなたのことばかり優先します。
おかあさんになる前は、痩せていて好きなことして好きなものを買って自分のことばかり考えていました。
でも今はおかあさんだから甘いカレーライスを作り、テレビも観たいものを我慢、苦手な料理を頑張り、怒っていいお母さんでいようと頑張ります。
もしお母さんになる前に戻れたら夜中に遊び、ライブに行き、自分のために服を買います。
それよりも、あなたに会えたからおかあさんになれてよかった。
というような歌詞の内容になっています。
一見、母親の子どもへの愛情が詰まった歌に見えますが、ネットを中心に炎上しています。
炎上のワケは?
感動を誘うような母の子への愛情を歌っているように見せかけて、実際子育て中の母親が聴くと「自己犠牲」でこわいと感じます。
もちろんこの歌詞に共感する母親も少なくないと思います。
我慢して頑張っているおかあさん、たくさんいるでしょう。
しかし、これを聴いた子どもはどう思うでしょうか。
- 「おかあさん」は自分のせいで我慢している。
- 自分がいるからしたいことができない。
- 「おかあさん」が自分の犠牲になっている。
なんて思ってしまう可能性もあります。
また、現在独身の女性や将来子どもが欲しいと思っている女性が聴いたら…
- 「おかあさん」ってこんなに我慢しなくちゃならないの?
- 「おかあさんだから」ってここまで自分のしたいことができないの?
- 「おかあさんだから」どんな時も子どもを優先しないといけないの?
- 「おかあさん」になったら自分の人生を生きられないの?
この歌詞にあるような「おかあさん」にならなければならないと呪いを掛けられてしまうのではないでしょうか。
こういうことはいつも母親で、父親はどこ行ったんだと思わざるを得ません。
同じ「親」という立場のはずなのに、父親はちょっとオムツを買えたくらいで「イクメン」だのちやほやされ、いつも毎日やっている母親に対しては「当たり前」とみなす。
日本の育児イコール母親という図はいつになったらなくなるのでしょう。
ちなみに作詞を担当したのは、「ママがおばけになっちゃった!」という絵本を手掛けたことで有名なのぶみさんという男性。
彼は自分の書いた歌詞が炎上騒ぎになったことについて
- おかあさんたちからエピソードを募集して作った
- ママお疲れ様の応援歌
- 泣いている人もたくさんいた
などとコメントしています。
横山だいすけはとばっちり?
この歌のせいで「だいすけおにいさんがきらいになりそう」という人は少数派だと思いますがいるでしょうね。
「あたしおかあさんだから」をママ世代に支持されている横山だいすけさんに歌わせたことが、よりあざとく感じてしまうのは私だけでしょうか…
横山だいすけさんがどのような経緯でこの歌を歌うことになったのかは分かりませんが、決して「呪い」を掛けたいわけではないはず。
みんな大好きだいすけおにいさんには、もっとポップで元気になれる歌を歌ってほしいですね!
最後に…
Twitterでは、「あたしおかあさんだから」を受けて「#あたしおかあさんだけど」が誕生し、みんな自分らしく育児しているのが分かります。
現在子どものためと我慢して辛くなっている人はのぞいてみるといいかもしれません。
おかあさんになる前から好きだったものは、おかあさんになったからと言って手放す必要はないことに気付かされますよ。