2016年末の紅白歌合戦で、最後の最後に非難が殺到することになってしまったことを覚えているでしょうか?
その理由は「採点方法」にありました。
2016年は視聴者投票を取り入れ、会場客と審査員の票を加えたもので勝敗が決まるというルール。
この採点方法の仕組みが周知されていなかったからなのか、勝敗が付いた瞬間どよめきが起こりました。
2017年も同じような仕組みであれば、また非難の対象になることは明らか。
そこで、紅白歌合戦2017年の採点方法、仕組みについてまとめてみたいと思います。
2016年の紅白歌合戦
2016年の紅白歌合戦司会は
- 紅組…有村架純さん
- 白組…嵐・相葉雅紀さん
の爽やかな二人で進行されました。
ゲスト審査員は
- 新垣結衣さん(女優)
- 高畑充希さん(女優)
- 草刈正雄さん(俳優)
- 辻沙絵さん(陸上選手)
- 伊調馨さん(レスリング選手)
- 大谷翔平さん(野球選手)
- 荻野公介さん(水泳選手)
- 秋本治さん(漫画家)
- 春風亭昇太さん(落語家)
- 村田沙耶香さん(作家)
といった豪華な顔ぶれでした。
採点方法が良く分からなかった
2016年は視聴者投票が可能になり、勝敗に影響を与えることができると話題でしたね。
視聴者投票の結果は白組が圧倒的に多く、勝負はついたと思われましたが、審査員の票を加えたところ紅組が勝利という最終結果に。
これには司会者もよく分からないという表情でしたが、最も驚いたのはテレビの前で楽しく見ていた視聴者ではないでしょうか。
視聴者投票数
- 紅組…2,527,724票
- 白組…4,203,679票
会場投票数
- 紅組…870票
- 白組…1,274票
合計
- 紅組…2,528,594票
- 白組…4,204,953票
ここまでで1,676,359票の差で白組が勝っています。
ゲスト審査員が10名、ふるさと審査員が6名なので、すべて紅組に入れたとしても白組の勝ち…となると思いきや。
結果は紅組勝利。
司会の二人も不思議そうにしていましたが、視聴者は腑に落ちないまま年越しを迎えることとなり、後味の悪い年末と感じた人は多かったと思います。
実はこの採点方法、ボールを使った仕組みとなっていたのです。
採点方法の仕組みとは?
ボールの数によって勝敗が決定した2016年紅白歌合戦。
まず、ゲスト審査員が保持するボールはひとり1個で合計10個。
次にふるさと審査員は全員でボール1個。
会場審査員と視聴者審査員は投票数が多かった組にそれぞれボール2個ずつが与えられるという仕組み。
ボールは全部で15個。
先ほどの結果をもとにみてみると
視聴者投票数
- 紅組…2,527,724票
- 白組…4,203,679票→ボール2個GET
会場投票数
- 紅組…870票
- 白組…1,274票→ボール2個GET
この時点で白組がボール4個をGETしました。
ゲスト審査員とふるさと審査員の投票
- 紅組…9個
- 白組…2個
合計ボール数
- 紅組…9個
- 白組…6個
となったため、紅組の優勝になりました。
うーん、本当に分かりにくいですね。
視聴者の票が無視された!と思われても仕方ありません。
この分かりづらい採点の仕組みによって、NHKには多くの批判が寄せられたということでした。
2017年紅白歌合戦の採点方法は?
採点方法が分かりづらいという苦情が殺到したことで、NHK側は採点方法の周知を公式サイトなどで検討していると明らかにしています。
2017年は、2016年の採点方法を一部見直す可能性もあるとされています。
現在のところ公式ホームページには採点方法についての記載がないため、検討中なのかもしれません。
もし2016年と同じ採点方法でいくならば公式サイトでの周知もしつつ、番組の中で何度かにわたって説明をするべきでしょう。
大みそかなので紅白ばかりをずっと観ているとは限りませんので、一度だけでなくdボタンで仕組みを確認できるようにするなどの方法を検討して欲しいと思います。
2017年の紅白歌合戦は、最後の最後に視聴者が混乱して後味悪く年越しすることのないよう、分かりやすい採点方法を考えてもらいたいですね!
最後に…
なんだかんだで結局観てしまう人も多い紅白歌合戦。
2017年は2016年のような意味不明な勝敗の付き方ではなく、スッキリ分かりやすく気持ち良く年越ししたいものです。
2017年紅白歌合戦の採点方法は分かり次第追記にてお知らせします。