2017年のドラマ「カルテット」において、満島ひかりさん演じる世吹すずめのセリフ「みぞみぞする」。
これが気になった人は少なくないでしょう。
私も思わず「みぞみぞ?」といったん停止して考えてしまいました。
どこかの方言で「みぞみぞする」という言葉があるのでしょうか?
そもそも「みぞみぞする」にはどういった意味が込められているのでしょうか?
当記事では、ドラマ「カルテット」に登場する気になるセリフ「みぞみぞする」についてまとめてみたいと思います。
みぞみぞする…
ドラマ「カルテット」に出演している満島ひかりさん。
彼女は世吹すずめという無職のチェリストの役を演じています。
どこでも寝られるのが特技で、二度寝大好きの一風変わった孤独でミステリアスな女性。
この、満島ひかりさん演じる世吹すずめがよく言うセリフが「みぞみぞする」。
これっていったいどんな意味があるのでしょう?
気になる人、たくさんいそうですよね!
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どんな時に言うの?
「みぞみぞする」はこんな時に発せられます。
カルテットを組んで初めて音を合わせる際に、「みぞみぞしてきた」。
また、松たか子さん演じる巻の義母に「友達のふりをし続けてください」と言われた時に「みぞみぞしてきました」。
やはり、4人で演奏を始めるときにも「みぞみぞしてきた」とひと言。
緊張している時に使う言葉なのでしょうか?
「みぞみぞ」は方言?
「みぞみぞする」って聞いたことがあるような気さえしてくるので、もしかしてどこかの方言?なんてことはないでしょうか。
多くの人がおそらく調べたと思います。
そして私もみぞみぞを方言で調べてみましたが、どこにもありませんでした。
たとえば、
- みぞい→短い
- みぞか→かわいい
- みぞこ→溝
など、似ているものはありましたが、「みぞみぞ」には該当しませんね。
したがって、「みぞみぞする」は造語と考えられます。
脚本家の坂元裕二さんの創ったことばでしょうね。
視聴者の心をつかむ脚本をかく坂元裕二さんだけに、「みぞみぞする」なんて、世間の興味を引くようないいことば創ってくれましたね。
結局意味はなんなの?
そうです、知りたいのは意味ですよね。
しかし、「みぞみぞする」が造語で意味をはっきりと明確にされていない以上、想像し感じるしかありません。
使われているシーンや満島ひかりさんの表情から読み取っていくと…
- わくわくする
- ドキドキする
- ゾクゾクする
- そわそわする
- さわさわする
- 武者震いする
- (足が)むずむずする
- 興奮する
- 高まる
- おもしろくなってきた(なりそうだ)
こんなような意味が込められているんじゃないかと想像します。
その時々のすずめの気持ちを表すことば、なのかもしれませんね!
演奏前に靴下を脱ぐのは?
すずめちゃんつながりで、気になるのが演奏する前に必ず靴下を脱ぐところ。
冬なので、寒いんじゃないか、冷えてしまうよなんていらぬ心配をしながら観てしまうわけです。
「みぞみぞしてきた」といって靴下を脱ぐので水虫なの?足がムズムズするってこと?なんて思ってしまいました。
しかし思えば、演奏前のカルテットの4人には不思議なルーティンがあります。
- 世吹すずめ(満島ひかりさん)→靴下を脱ぐ
- 家森諭高(高橋一生さん)→胸元をはだける
- 別府司(松田龍平さん)→眼鏡を拭く
- 巻真紀(松たか子さん)→指輪を左手から右手にはめかえる
演奏に入る時には、このような行動をとることでスイッチが切り替わるんでしょう。
そういうことがさりげなく描かれているところも、このドラマの魅力かもしれませんね。
最後に…
今後も満島ひかりさんのすずめちゃんからは「みぞみぞする」が発せられることでしょう。
そのシーンごとに意味が異なってくると思いますので、「みぞみぞする」シーンを見逃さないようにしたいですね。
また、魅力満載のドラマ「カルテット」だけに、もっと素敵なしぐさや行動をじっくりチェックしていきたいと思います。