
2017年10月期のフジテレビドラマ「刑事ゆがみ」。
浅野忠信さん、神木隆之介さんがバディを組んだ刑事ドラマで、豪華なキャスティングが話題になり続けていました。
また、視聴率はあまり良くなかったもののドラマ自体高評価を受けていた理由とは何だったのでしょうか。
12月14日(木)に最終回を迎えましたが、今後続編の可能性があるのか気になります。
当記事では、「刑事ゆがみ」続編の可能性とドラマ高評価の理由についてまとめてみたいと思います。
「刑事ゆがみ」は低視聴率?
2017年10月期のドラマは豊作と言われていて、どの作品を観るか相当迷ったという人も多いかもしれません。
シリーズで大人気の「相棒」や「科捜研の女」、「ドクターX」が高視聴率を獲得しています。
また、「コウノドリ」は2年ぶりの続編登場で前作に引き続き人気作となっています。
綾瀬はるかさんがアクションに挑戦した「奥様は、取り扱い注意」も平均視聴率12.7%で有終の美を飾っています。
さらに池井戸潤さん原作の「陸王」も安定の視聴率で最終話に向かっているという状況。
そんな中、世界でも活躍している俳優・浅野忠信さんが主演のドラマ「刑事ゆがみ」が低視聴率ながらも高い評価を受けているといいます。
これまでの「刑事ゆがみ」は
- 第1話 7.6%
- 第2話 5.8%
- 第3話 6.0%
- 第4話 6.3%
- 第5話 6.4%
- 第6話 6.7%
- 第7話 5.9%
- 第8話 6.8%
- 第9話 6.9%
- 第10話
最終話を残した平均視聴率は6.5%となっています。
この数字はお世辞にも「良い」とは言えないと思います。
なぜ評価の高いドラマなのでしょうか?
「刑事ゆがみ」が高評価の理由
データニュース社が行っているアンケートによると「刑事ゆがみ」第8話までの平均満足度は5段階評価で「3・83」という結果が出ています。
高満足度の基準というのが「3・7」でこれを上回っています。
- 「陸王」…「4・11」
- 「コウノドリ」…「3・94」
- 「ドクターX」…「3・93」
これらの視聴率好調なドラマについで第4位という満足度なのです。
個人的な「刑事ゆがみ」の魅力をまとめてみました。
弓神と羽生のコンビネーション
浅野忠信さん演じる弓神と神木隆之介さん演じる羽生のコンビがとにかく抜群に良いのです。
適当で違法捜査しまくり、捜査にも気合が全く感じられない弓神ですが、真相を解き明かす能力が天才的に優れているところを浅野忠信さんが見事に演じています。
正義感あふれる若き刑事・羽生は、適度に腹黒い部分があり弓神に敵意をむき出しつつも、しっかり認めているところが良いです。
この二人の掛け合いもドラマが支持されている理由のひとつ。
出演者が豪華
刑事ものだけでなくドラマにゲストは付き物ですが、「刑事ゆがみ」のキャストは豪華すぎるのです。
ほんのチョイ役、無名の役者でも良かったでしょうという役でも名のある役者がキャスティングされるのです。
たとえば、第2話に下着泥棒役で出演した斉藤工さん。
第4話で警備員を演じた前野朋哉さん、噂好きなOL役を演じた飯豊まりえさんなど、とにかくちょっとした役でも豪華なのです。
それゆえに犯人が分かりづらかったりもします。
「刑事ゆがみ」のプロデューサーは、浅野忠信さんと演技がしたいという役者さんが多くてキャスティングでの苦労はほぼなかったと話しています。
やはり、タダノブアサノのブランド力は凄まじいものがありますね。
犯人の切ない心理描写
ほかの刑事ドラマにはないのが、犯人は誰か?というよりもなぜ罪を犯したのか?という犯人の動機に重点をおいている点が好きです。
しかもその理由が切ないものばかり。
弓神がいち早く真相にたどりつきますが、犯人の気持ちに寄り添ってあげているところがなんとも切なさを醸し出しています。
「善良な人間」でもこういう理由があれば罪を犯すことになるのか、といった恐ろしさも少し感じました。
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このように「刑事ゆがみ」はほかの刑事ドラマとは一味違ったものになっていました。
続編の可能性は?
ドラマの続編を検討するにあたりスポンサーの意思など決定的な条件はありますが、視聴率もかなり重視されるものだと思います。
さきほど述べたとおり、「刑事ゆがみ」は残念ながら視聴率はよくありません。
したがって続編が製作される可能性は極めて低いと言えるでしょう。
とはいうものの、フジテレビは真の視聴者の意見や要望を率直に聞き入れて検討してもらえると株が上がるかもしれません。
フジテレビは「明日の約束」も視聴率は低迷しているものの内容は評価されているので、視聴率だけで物事を判断しないようにお願いしたいですね!
最後に…
個人的に「刑事ゆがみ」は録画しておいたものの、続けて観るとは思っていませんでした。
しかし、第1話を観て「これは観るべき」と全て視聴しました。
もしかして今期一番のドラマだったかもしれません。
是非続編を!という視聴者の声に応えてほしいものです。